考える力をつけたい。
地頭力を鍛えたい。
賢くなりたい。
誰もが理想を描きます。
「あの人は地頭がいいよね~」なんて言葉を聞くと、羨ましく思うと同時に地頭って何?
と疑問が浮かびます。
地頭とは、単純な頭の良さであるテストの点数が良かったり、暗記が得意などとは異なり、別次元で「考える力」がある人が地頭が良いと僕は思います。
僕が今回オススメしたいのは、考える力をつけたい人やフェルミ推定に興味がある人に向けての書籍の紹介となります。
フェルミ推定って何?
原子力の父と呼ばれているノーベル賞物理学者の「エンリコ・フェルミ」の名前を用いられている推定方法です。
主にコンサルティング会社の面接試験でだされている問題を解く際に使う能力のことです。
質問としては、明快かつ身近ものであるにも関わらず答えを出すのが難しい問題となります。
実際にエンリコ・フェルミがシカゴ大学で教鞭をとっていた時に出題した問題がこちらです。
シカゴにピアノ調律師は何人いるか?
???
そんなのわかるか!!
と思考停止する人もいると思います。
一方で少ない情報より仮説をたてて、問題解決にあたることもできます。
コンサルティング会社でみているのは、この部分です。
つまりフェルミ推定とは、「つかみどころのない物理量を短時間で概算すること」であり、答えを導くためのプロセスが大事なのです。
書籍を読むことで得られる知識
①物事を効率よく考えられる指針ができる
フェルミ推定から分かるとおり、問題を解決するにあたり今ある情報を元に答えを論理的に導くことで考える力が身につけられます。
鍛えていけばいくほど、効率的に考えることが可能となります。
②地頭力は鍛えることができる
地頭力とは考える力。
考えることを習慣づけしていくことで、どんどん精度があがり能力が向上していきます。
今の世界では情報収集手段も優れていて、PCで検索エンジンにキーワードを入れて調べれば答えはパッと出てきます。
ただし自分の頭で物事を考えるということを放棄しています。
いわゆる思考停止状態です。
常に考えることを習慣づけて、「なぜ?」という知的好奇心をもつことが重要だと改めて気付かされます。
③考える力を身につけるための一助となる
この書籍ではフェルミ推定の考え方や、考える上でのプロセスを細かく説明しており、とても楽しく読むことができました。
この本を読むことで、色々な物事の捉え方を学ぶことができて、より一層あなたの考える力を助けることとなります。
書籍の好きな言葉
地頭力の一番のベースとなる知的好奇心
自分が好きなこと、興味があることって頑張れますよね。
僕はこの言葉を見てスッと腹落ちしました。
まずは興味をもつこと。次に、なぜそうなんだろうという気持ちを持つことが何よりも重要だと思いました。
そして、有名なアインシュタインも下記のように述べております。
「私には特別な才能などありません。ただ好奇心が激しく強いだけです。」
まとめ
もともとフェルミ推定って言葉は良く聞いていたけど、どういう意味かよくわからなくて、読んでみたのがこの書籍でした。
思考・プロセスとか新たな発見ができて、僕自身読んでみて満足しております。
フェルミ推定が問われる問題も多く載っており試してみてはいかがですか?
自分がいかに考えることを放棄しているか身に染みますよ。笑
考える力をつけたい方や、フェルミ推定に興味がある方は一度手にとってみてはいかがでしょうか。